物語り・その10 物語り その10
「オルドビス紀」に最も顕著に進化したのは「群体性」の動物であり、しかもそれらが特異であった点は、絶え間ない「多様化」を推進する原動力となったことである。特に注目すべき存在は「サンゴ」、「外肛動物」、そして新種の「海綿動物」であった。地球上の動物の多様化が二部構成で進行したとすれば、第一部はカンブリア爆発であり、オルドビス紀はその第二部に当たるが、どちらのケースも酸素濃度の上昇が原動力であった。
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