物語り・その7 物語り その7 「酸素の出現」という大変動を起こしたのは、「酸素発生型光合成」という生命を生み出すプロセスを実行できた「シアノバクテリア」であった。後にその一部の子孫は他の生物に取り込まれ、現在では植物や藻類の緑色の細胞小器官「葉緑体」として光を集め、全生物の生命維持に貢献している。なお、生物圏が元来有毒である酸素に対処できるようになるまでに、およそ2億年の時間が必要であった。 2025.04.08 物語り・その7