
物語り その24
農業と定住生活への最初の永続的な一歩「新石器革命」は約1万1000年前に起こり、人類を永遠に変えた。前3800年になると気候は再び寒冷化、乾燥し始めたため、農耕民は大規模な集落へと集結し、広域な灌漑システムを運用するようになった。そのため中央集権とさらに複雑な社会組織を必要とした結果、メソポタミアには最初の「都市化した社会」が誕生した。文明はまた、野生動物を家畜化し、全く新しい資源をもたらす「二次産物革命」を起こし、「乳」や輸送と牽引のための「役畜としての筋力」を得た。畜力は約6000年にわたり、産業革命が化石燃料を導入するまで文明の主要な原動力として絶大な地位を保ち続けた。