
物語り その17
鳥類の始まりは約1億5000万年前に出現した「始祖鳥」である。鳥類の起源については主に二つの見解、すなわち、恐竜以外の双弓類から進化したという考え方と直接恐竜から進化したとする見解があったものの、現在では「恐竜起源説」が確定的となっている。「現生鳥類」は歯をもたないが、白亜紀の祖先である歯をもつ鳥類から進化したものである。なお、歯を持つ種は白亜紀末まで生息していたが、大型小惑星の衝突により最終的に絶滅した。また、新生代中期に鳥類が再び肉食恐竜に進化しようとした事実もあるが、この中で最も有名なのが「恐鳥類」である。